慶進塾の誕生

1980年頃、地元徳山を離れ、東京・御茶ノ水にある駿台予備学校の東大受験コース(文Ⅰ)に在籍をしていました。周りを見回すと、開成・麻布・武蔵の御三家は勿論のこと、東大合格者数で名前を連ねる全国の有名高校出身者が多く、私のような地方の無名校出身は本当に少数派でした。
その中、伝説の「チョイス」という教材を通して英文を深く読み人生論を語ってくださった奥井潔先生を初めとして、数多くの授業に感銘を受けたことは忘れる事ができません。特に、第二代英語科主任の伊藤和夫先生の英語の授業は私にとって大きな衝撃でした。

当時の徳山高校は現役で数人が東大に合格したものですが、そういった元々センスのある優秀な学生が無意識に身につけた頭の働かせ方(英文を読み解く方法)を私のような凡人にでも納得できるように論理的に説明してくださったのです。それはまさに「神の領域」でした。
それをきっかけとし、「地元徳山から、1人でも多くの全国に通用する受験生を送り出したい、大都市の受験生との学力格差を無くしたい」との一心で、後に慶進塾を開塾しました。

伊藤先生は、100年に一度の「受験英語の神」「稀代の天才」として受験英語界に君臨され、その著書には「二つの頂点」と呼ばれる「英文解釈教室」「ビジュアル英文解釈」など多数あります。

慶進塾では、高2から使用する教材「英文読解の技」「英文読解のパターン」に伊藤英語のエッセンスを随所に取り入れ、その読解方法を脈々と受け継いでいます。

チョイスと奥井潔師 英文解釈教室と伊藤和夫師